2009年2月28日土曜日

出逢いの中で

 駅前、公園、花屋さん、、、。色とりどりの花が咲き始めました。
春が少しずつ近づいています。日も長くなり夕焼けが美しく感じられます。
「美しいものを 美しいと想える あなたの心が美しい」

 先日、慣れ親しんだ名古屋のNAバースデーミーティング(なかまのクリーンを分かち合う)
に参加してきました。大阪のなかまと一緒に。なかまは違う土地での出逢い、
再会を笑顔で分かち合っていました。
自分は居心地の良さと愛されている実感を感謝しました。
それと共に、過去の土地になっていることに気づきました。
大阪で新しい人生が進んでいることを実感できました。
18年前の出逢いを経て、今回、呼んでくれたなかまにありがとう。

 トルコにいるなかまの夢を見ました。あくる日、そのなかまから国際電話がありました。
イスタンブールダルクの責任者のなかまです。また、偶然ではない必然を体験しました。
遠い土地で新しいことにトライし続けるなかまに勇気を貰いました。

 先月、講演させて頂いた八尾市立高見中学校の生活指導の先生が、
大阪ダルクまで来て頂き、生徒さんの感想文を持ってきてくれました。
冊子にまとめ、そのままの文章で、、、。
 みんな、真剣に聴いてくれていたんだなぁって嬉しく想いました。
薬物の恐さ、周りの人たちまで巻き込み悲しませることがびっくりしたと綴られていました。
「自分を好きになること」「自由の中に責任があること」も伝わっていました。
「自分も空を見ることが好きです」「息子さんを大切に頑張って下さい」など、
親しみと気遣いの言葉も嬉しい感想でした。
いろんな出逢いの中で、活かされています。また、お逢いしたいです。

 自分の力で生きようとして薬物が必要になりました。
今は、新しい出逢いを繰り返すことで、変わる勇気とやる気を貰い、
背中を押して貰うことで、進むことができます。
 「とりあえず、やってみること」そんなフレーズが浮かびました。

 出逢いは自分の足を使えば、目の前に拡がっています。

2009年2月15日日曜日

自分の中に潜む魔物を呼び起こさないように

 ダルクに繋がって6年になります。過ぎてみればあっという間の年月です。
自分にとっては様々な苦労があり、振り出し、マイナスからのスタートを何度も切りました。
 一年程前は強制退院になり、施設の寮には戻れず、ドヤ(簡易宿泊所)で
数ヶ月間を寝泊りし、自助グループに通っていた時期もありました。
 この時は、ダルクやNAのなかまに逢うのが楽しみで、ミーティングがあることで救われ、
別れるのが惜しくて、よくファーストフードや銭湯に寄ってはなかまと分かち合い、
笑いも出せる時間を過ごしていました。その時、なかまと離れていれば、自分は
暗闇に消えていたでしょう。もう、戻って来れなくなっていたかも知れません。
 しかし、ドヤへ着いてなかまの見えない所では寂しく、辛く、時折恐れを感じる
こともあり、部屋の明かりを付けることすら出来ず、テレビの明かりを頼りに
「平安の祈り」のしおりを手にし、涙を流した日もありました。疲れ切って気力を失い、
もうギブアップしようかぁ、、、と欲求も湧いた時もありました。体は疲れているのに
頭の中は覚醒して、なぜか今の生活を不満に思い、自らの生活を整えられない自分に
腹立たしさが出たことも、、、。
 そんな時、スタッフに電話をして、なぜか沸き立つ怒りをぶつけて、話を聞いて貰いました。
僕は怒りの処理の方法が、まだしっかり掴めていなくて、溜め始めてしまうと、
感情の器いっぱいになり、自暴自棄になった先には、衝動的な行動をとってしまい、
薬物を使ってしまうケースが多いのです。
 感情を表に出したり、思っていることを言葉にする意思表示が苦手な僕は、
溜めると危険と認められるように成れて来ているので、ミーティングの場だけではなく、
普段から周りのなかまに極力、話すようにしています。
 なかまの様に笑顔がある、素面の楽しい、新しい生き方を自分もしたいと
願い祈る毎日、今日だけ、なかまから離れず、ミーティングに導いてくれた
ことに感謝、、、。  
 自分の中に潜む魔物を呼び起こさないように、少しづつ時間を賭け、
そのこともミーティングで話せるようにしたいです。
 かつての自分を振り返ると同時に、今、前を向いている自分を確かめ、
それをバネにして、回復して行きたいです。  
                                  R


   


茶道プログラムの大塚先生より

 御茶のプログラムの時、メンバー全員に芳名録に筆ペンで、
名前を記入してもらっています。
 「上手く書こうとしないで!!。」普段、筆を持つ事もないのに 、
上手く書けるはずがありません。とにかく人はこんな時、カッコつけたがる
もの、、。無心に紙に向うには、或る程度の訓練が必要です。
 「肩の力を抜いて!腕の力を抜いて!背筋、伸ばして!手の力を抜いて!。」
「お箸の時はもっと軽く、持つでしょ!筆、垂直にまっすぐに!。」など、
大声で怒鳴っていると、まるで調教の様です。

びわこダルク6周年フォーラムの時、 メンバーの万葉集の短冊を展示しました。
「へぇー、マンヨウシュウ?」 「ダルクのメンバーの?」
皆さん、けっこう興味深く、御覧になってました。
 御茶室の入口には芳名録を置いて、皆様にも御名前を書いて頂きました。
和紙、筆ペンにはビビリ気味で、「貴方、書いといて、、、。」状態。
皆さん、逃げ腰の方ばかり。あとは団体でドカドカと入っていかはりました。
 それから較べたら、大阪ダルクのメンバーが名を書く事に関して言うなら、
静かで落ち着いて、なかなか姿勢も美しい。「やりまっせ、割と!!。 」
 これが御茶のプログラムのスタートなのです。

ところが、どっこい 静かで落ち着いた時間は、
そんなに長く続きませんし 、続かせません。
それがダルクなのです。さて、次回は何が出るやら、やれるやら。
 お楽しみに、、、。





 

2009年2月12日木曜日

三重ダルク10周年フォーラムに参加

 2月11日、大阪ダルクスタッフ、メンバー総勢21名で、
三重ダルクフォーラムに参加して来ました。9時半にダルクを出発!!
 春の陽気を感じる心地よい空が拡がっていました。
午前中はシンポジウム「ダルクのこれからと地域連携」
シンポジストとして、大阪ダルク代表 倉田 めばも参加しました。
「自由な共同体」「開かれた共同体」「人間として深さを持つ事」
ダルクをやっていく上で大切に思っていること、、、。
自由の中での責任の重さ、深さを感じました。

 午後からはダルク創設者の近藤 恒夫氏の講演。
ユーモアの中に、鋭い洞察力と厳しい指摘。創生期の話しは
21年前の自分自身の東京ダルクでの体験が蘇りました。
自己中心的から霊的目覚めを経験し、「自分を赦す事で、人を赦す事。」
「自分の痛みを話す事で、人の痛みを感じる事。」
今回のフォーラムでダルクの原点とこれからを考えさせられました。
 
 フォーラムは出逢いのチャンス。メンバーが緊張しながらハグをする姿は
美しい光景です。自分も懐かしいなかま、新しいなかまとの出逢いが出来ました。
 I can’t we can! 
 「また、何処かの場所で元気に逢おう!」そうなかまとハグを交わしながら、
大阪のメンバーと共に、帰路に着きました。心地良い疲れと希望を分かち合い、、、。
 三重ダルク10周年、おめでとうございます。      感謝!!
 
 

2009年2月6日金曜日

初めましてアキラです。

 私は去年の10月末に逮捕されました。これまでに2回逮捕され、
今回が3回目です。逮捕される度に深く反省し自分の行いを悔い、
2度と手を出さないと心から誓うにも関わらず、同じ過ちを繰り返してしまう。
 自分は精神的に弱いんだと、ただひたすら自分を責めるばかりでした。
しかし、そんな自分が信じられなく、3回もあったのだから、4回目もあるんじゃないかと
いう不安に苛まれる毎日でした。
 今回、逮捕前までしていた仕事の引継ぎと、少し前に別れた息子に一目逢ってから
と、実刑を覚悟していた自分は、保釈申請し受け入れられました。そんなある日
弁護士さんから、ダルクという薬物依存症から回復する為の施設があると聞き、
藁をも掴む思いで指定された日に訪ねました。正直、不安もありました。
薬の良さを知っている人達の集まる場所に行って、再使用のきっかけに
なるんじゃないかと、、、。
 でも何より薬物と縁を切って、自分のこれからに自信を取り戻したいと
いう思いでした。スタッフに今までのことを洗いざらい話しました。
 その時、スタッフの「わかるわぁ。」という一言で背負っていたものが、スッと軽くなった
のを憶えています。
 初めてミーティングに参加し、話し終わった後になかまからの思いがけない
拍手が温かく感じました。それから、ミーティング漬けの生活が始まりました。
 刑務所に行くことへの不安、子供に逢えない淋しさ、、、。
様々な不安や問題が湧いてきます。その一つ一つをミーティングで話して行きました。
例え答えが出なくても、思い気持ちが軽くなったり、吹っ切れたり、
随分、助けられています。ミーティング以外にもなかまと作って食べる昼食、
カラオケや銭湯。同じ釜の飯を食う、裸の付き合い。大切なんだなぁって
つくづく思います。特に自分は運動が好きなので、京都ダルクとのソフトボール
の試合が決まった時は、目標ができ練習にも気合いが入りました。
 何か青春ものみたいで恥ずかしいですけど、みんなで声を出して
練習して、汗を流す。こんな些細で普通のことが、最近楽しく感じられる様に
なりました。
 生き急いで来た様に感じる自分にとって、ゆっくりと歩くことで、
今まで気づかなかった景色、自分の心が新鮮に感じます。
 薬がなくても、こんなに楽しめるんだと、、、。ありがとう。