2009年6月30日火曜日

時間をかけて関係も変わる

 今日は朝から、警察署に面会に行った。
そこには、初めて逢うなかまがいた。
 いつものようにダルクの説明をし、資料を送ると伝え、
笑顔で、待ってるねと話しかける。相手の顔が安心したような、
表情に変わる。

 午後から、収監されたなかまのいる大阪拘置所に行く。
何とも云えない感情の中、順番を待つ。
番号を呼ばれて、利用者と部屋に入る。
少し小さく見えるなかまがそこに現れた。
精一杯の笑顔をなかまは見せてくれた。
この前まで一緒にプログラムをしていたのに、
不思議な感覚。手紙を書いた。手紙が届いた。
刑を終え、必ずまた一緒に、歩けると確信できた。
 今もその笑顔が浮かぶ。

夜、名古屋の真也から電話が入った。
自分が仕事ができなくなり、再び、助けを求めた名古屋ダルクの責任者。
元々、自分がそのなかまを出迎えた。10数年前の9月4日。
なかまのお通夜の日だった。
まさか、数年後、そのなかまに頭を下げて、頼むとは、
想ってもいなかった。そのなかまは自分より、戸惑い、
悲しかったと想う。優しく、シャイな、人間関係の下手ななかま。
自分と同じ薬物で、似ている。
 あれから4年。自分は地元に戻り、20周年のフォーラムの時、
名古屋での出来事が過去になった。
ゆっくり、話したかったけど、時間がなかった。
 電話を貰い、嬉しかった。出逢った頃の様に話せた。
大阪に来た時はゆっくり食事でもし、泊まって欲しいと伝えた。
 一番、気になっていた名古屋での胸の痞えが取れたように
思えた。願いが叶った。
 二人には4年の時間が必要だったんやなぁー。
ミーティングに出続け、離れなければ、
時間をかけて、関係も変わる。「感謝します。」
                 
                 大阪ダルク 笠嶋 敏



2009年6月28日日曜日

名古屋ダルク20周年フォーラムに参加できて

 6月28日(日)入寮者を含め、6人で参加した。
テーマは「感謝します」天に召されたロイ神父が、
よく云っていた。「感謝します。バカヤロー。」その言葉を、
想い出した。

 当日の自分の大失態><。5時40分に起きる筈が、
なんと、電話で起きたのが、6時30分。予定していた快速が、
6時36分発。頭が真っ白、、、。なかまに謝りの連絡をし、
待ち合わせの鶴橋へ。「ごめんなさい。」なかまは笑っていた><。
 予定より30分遅れて、出発。
空は幸いにも雨は降っていなかった。
電車の中は誰も寝ず、笑いの連続^^。自分も遅れたことを、
忘れるくらいに、、、。「感謝します。」

 慣れ親しんだ黒川駅から会場へ。受付には慣れ親しんだなかまの顔。
さすがに20周年。沢山の人、人、人。握手、ハグの連続。「感謝します」
 会場に入り、前の座席へ。壇上には外山さんの緊張気味の顔。
後ろの席にはイスタンブールダルクの青山さんが居た。
キラキラした目でいい顔をしていた。後ろにはやっさんの笑顔。
 それだけで、癒され、パワーを貰えた。
しんやもこうくんもじゅんも真剣に聴いている。
名古屋ダルクの20年の歴史が話されていた。
 自分が17年、居た場所。走馬灯の様に思い出された。

昼食は健太郎が働く、らーめん屋へ。
行列の中、働く姿をしんやとじゅんが嬉しそうに見ていた。
そこには、カッコ良く、大きい声を出しながら、麺を振る
なかまの姿があった。あのどうしようもなかった健太郎。
 みんなで、美味しい麺に舌鼓を打ちながら会場に戻った。
午後も写真を撮ったり、新しいなかまに紹介したり、
あっという間に時間が過ぎていった。

 今回一番、自分が感じたことは利用者と一緒に、
違う土地に出向き、新しい出逢いを分かち合うことの大切さ。
 利用者が緊張しながら、ハグをする姿を見て、
かつての自分を思い出せる事。
 そこには、最近、イライラし、ぼやきじじいになっていた自分が、
癒されていくのがわかった。それと共に、自分の名古屋での
17年が許され、終わったような気がした。

 帰りの近鉄特急、心地よい疲れの中、寝るなかまもいなく、
何かを貰えた顔と共に、笑い声が絶えなかった。
 「感謝します」きっと、みんなそんな気持ちだったと想う。

名古屋ダルク20周年おめでとうございます。
 また、みんなで外の空気を吸いに行きたいと思えた。
 ありがとう。「感謝します」
明日は新たな気持ちで警察署と拘置所のなかまに、
逢いに行きます。出逢いを求めて、、、。
                        大阪ダルクボランティアスタッフ 笠嶋 敏

2009年6月22日月曜日

「新しい生き方」

 やっと、梅雨らしい横なぐりの雨が降っています。田圃の蛙も
ゲコゲコ。
 毎年、土砂崩れや、水不足がニュースで騒がれる季節になりました。
今週末、28日、「名古屋ダルク20周年フォーラム」が行われます。
大阪ダルクからも数名で、お祝いに行きます。
自分にとっては、「新しい生き方」の第ニのふるさとです。
今から、楽しみにしています。また、新しい出逢いが待っているでしょう。

    古い生き方         新しい生き方

   薬物を使い続ける      今日は使わない

  一つの事に執着する     色んな事に依存する

 自分を責め、自己憐憫     楽で傲慢な事と気付き

 にふける              自分を肯定する

 自分で決めて後悔する     スポンサーに相談する

 定期券を偽装したり、      スポンサーに指摘され、    

 キセルをする           規制の料金で乗る

   突然、怒る          一呼吸置き、努力する

 他人を馬鹿にする        今もするが、自分を振り返る

  万引きをする          する勇気がなくなった

 財布を拾うと現金を        中身は見てしまうが、

 抜いて、捨てる           警察に届ける

 ギリギリまで自分一人       自分もするが、協力

 で頑張る               を求める

 下を向いて歩く           空を見るようになった

 ミーティングでいい         カッコ悪い話しをする        

 話しをする              努力をする

 服装が暗く、着替える       明るい服装が出来る様に

 のが面倒臭くなる          なり、TPOを考える

 人の目が見れず、         人の目を見て聴き、

 視線を避けサングラス       話せる様になった

 をかける

 「新しい生き方」を始めるには、全てが先に薬物を

 使わずに生きている仲間の真似ごとから、スタート

 した様な気がする。自分は今、そうなれてるかな?

                      笠嶋 敏

 

 

       

2009年6月13日土曜日

「今、出来ること」

 梅雨入りし、例年のように晴れた日が続いています。
田植えも終り、家の周りでは、蛙が「ゲコゲコ」と自分の帰りを、
迎えてくれます。花屋さんには、紫陽花とハイビスカスが
並んでいます。季節がわかりません。^^

 最近、保釈中に弁護士さんの紹介で、ダルクに相談に来る依存者が、
増えています。仕事をしている利用者は仕事の合い間にダルクへ。
毎日、朝から通う利用者もいます。通所証明のハンコをもらいながら。
 夜のNAにも通い、始めに現れた頃と変わっていく姿を見せてもらえます。
公判を控え、胸中を正直にミーティングで話す姿を見ながら、
無力の自分がそこにいます。

 今、出来ること「ボランティアへの参加」「尿検査」「今日だけ使わない事」
「ミーティングに参加すること」

 自分たちが今、出来ること「上申書」「嘆願書」「情状証人」
「一緒にミーティングに参加すること」「今日だけを共に楽しむこと」
 同じときを過ごすことで、他の利用者との接し方と一緒だと思いながら、
なんとも云えないジレンマがよぎります。傲慢ですね。

 今、出来ることをベストを尽していれば、例え、今の望みが叶わないと
しても、これからの「新しい長い人生」にはきっと、使わないで生き続ける
動機になると信じています。

 法制審議会で話し合われている制度に期待しながらも、
執行猶予で出て来た人たちの受け皿が、足らない中で、お偉いさんの
勉強不足に憤りを感じます。 法務省、司法のズレも否めません。

 そんな現実の中で、「今、出来る、新しい出逢いと生き方」を一緒に、
歩むことを続ける自分がいます。彼らに勇気を貰いながら、、、。

                       大阪ダルク ボランティアスタッフ 笠嶋 敏

 

2009年6月9日火曜日

レクで和歌山へ

 6月20日から7月19日までは、「ダメ。ゼッタイ。」
普及運動期間らしいです。地元の機関紙で見つけました。
 10年程前、名古屋にいた頃、大阪でいう「西成」の様な場所。
「セントラルパーク」のテレビ塔の下で、警察、山口組の方に、
守られながら、講演会に参加し、チラシを配ったことを、
思い出しました。
 
 6月5日(金)に車3台に便乗し、朝9時にダルクを出発。
毎年恒例の和歌山、田子ノ浦に行きました。天候は曇り。
肌寒い中、釣り組と海水浴組に別れて、楽しみました。
 自分はいつも通り、寒さ知らずのなかまと水の中へ。
水は澄んでいました。誰も泳いでいません。貸し切り状態。
 足を入れて、びっくり。なかまは沖のテトラの方へ泳いで行きます。
自分は途中で引き返し、防波堤の方からズルをして近道。
やっと、テトラへ。なかまは潜って雲丹を捕りました。
テトラの貝で足は切るわ、雲丹は刺さるわ、みんな大変。
 でも、そこには「しらふ」で、笑っているなかまの顔がありました。

 釣り組はメバ始め、釣りが趣味の面々。黙々と合羽を着ながら、
色んな仕掛けで釣り、その場で捌いて舌鼓。
 バーベキューも楽しみながら、サビキに鰯の5連チャン。
流石に、新鮮な鰯、鯖は美味しい。
 雨もひどくなり、夕方に竿を収め帰り支度。
帰り道には恒例の、和歌山らめーん。鯖寿司も最高。

 今年も新しい利用者が増え、楽しい一日が過ぎて行きました。
もうちょっと、晴れて暖かかったら最高でした。
 これも計画のひとつですね。
今度は、てるてる坊主を増やしましょう。



 

2009年6月2日火曜日

薬事法改正

 大陸からは色んなものが飛んで来ます。春先には黄砂。

その後には、花粉。最近はミサイルがよく、飛んで来ます。

 昔は、宗教や、食べ物、技術、、、。時代が変われば不思議です。

暑くなりました。ツバメの数も増えたように思います。自由自在に飛んでいます。

 河沿いを歩いたり、キャッチボールの後は汗ばみます。昨年までは、

ダルク裏のホースで頭から、水浴びしたものです。

 6月1日から、薬事法が改正され施行されました。

登録販売者がいれば、コンビニ、スーパーなどで第2,3類医薬品が、

販売できるようになります。90%の医薬品が含まれるようです。

24時間、買う事が可能になります。素晴らしい事ですが、、、。

 市販の薬物に依存していた自分には、複雑な心境です。

 もう、夜、閉まっている店のシャッターを、叩く必要はなくなります。

 同じ、風邪薬でも、第1類はリスク性が高いらしく、陳列される場所が、

違うようです。おかしな話しですが、、、。今の日本ではおかしな話しには

慣れてしまいましたが。

 インターネットでも今後2年に限り、第2,3類医薬品に限っては、

購入できるようです。

 まるで、裏サイトの脱法、合法薬物のやりとりの様に感じるのは、

自分だけでしょうか。

 クラブ、携帯、インターネット、、、。新しいファッション感覚のある

形、色、横文字の名前、、、。ダブルハート、なんて素敵なネーミング。

 テレビ局の取材も舞い込みます。

 うんざりにうんざりすること。そこから始まりました。

 なかまにいいフレーズを聴きました。

 「自分を笑えたら 人生は おもしろく見えてくる」